なっぱの記録

感じたことをちょっとだけ。

すき。ただ、それだけ。



私は片想いが好きだ。
ただ、それだけの話をします。笑。
あの切なくて苦しくて、でも、たまにキュンとする感覚がたまらなく好きなんだ。しかし、この言葉を発する度に「なに言ってるの?絶対に両想いがいいじゃん!!」と何度、友人に言われただろうか?
片想いと両想い、どちらがいいのか?なんて永遠の議題で答えのない超難題だと思う。

…小学生の頃、同じクラスに気になる男の子がいた。足が速くて、よく食べて、よく話して、よく笑う男の子だった。みんな同じような子だったのに、その子だけが気になったのは、ふとした時に悲しい顔をする子だったから。
大きな声で笑った後、休み時間のドッチボールの後、給食のおかわりジャンケンで勝った後…みんなが笑うはずのところで彼は、必ず一瞬だけ悲しい顔をする。

''なんであんな顔をするんだろう?''

気になって仕方なかった。でも、聞けなかった。聞けないまま月日が経って小学校を卒業して中学校を卒業して彼とは別の高校へ入学した。
当時は、色んな意味で子どもだったし恥ずかしさもあり、よく分からない感情で何度も悩んだけど、振り返ってみるとあの''気になる''は恋愛感情の''気になる=好き''で、あれは''片想い''だったのかもしれない。誰にも言えなかった(言いたくなかった)想いだった。


そして、あれから約8年の月日が経ちました。私は只今、絶賛片想い中です。…NEWSに。ジャニーズWESTに。重岡大毅くんに。


私はある日、突然、彼らに出会って恋に落ちた。恋の定義もよく分からないし彼らの全てを知っている訳ではないが、少なくとも華やかなステージ上では、キラキラと輝く笑顔の彼らとその笑顔のために日々、努力している彼らを知っている。だから、誰になんと言われようと私は、彼らが好きだ。と胸を張って言える。


芸能人とかアイドルに対する私達の想いは、究極の片想いだと思っているしこの距離感が好きだ。…悲しいけれど、対一人の人として交わることのない一生。テレビや雑誌、liveや舞台…彼らに会う場所はほとんど決まっている。私は、彼らに会うために頑張る。限られた時間の中で私は夢を見て恋に落ちる。切ない。でも、楽しい。この瞬間がずっと続けばいいのに…と何度も思う。
しかし、ふとした時に''このままでもいいのか?''と思う時がある。いつまでも夢の世界だけでは生きていられない。たまには目覚めないと。とも思う。


''片想いだって 50年たてば宝物になるのよ''



昨夜、こんな言葉に出会った。
この言葉を聞いた時ドキッと胸が跳ねた。

どんな困難にも立ち向かってきた彼らが好き。ワチャワチャと仲のいい彼らが好き。いつも笑顔でいい意味でヘラヘラとちょけている彼が好き。
…そうだ、無理に目覚めなくても''彼らが好き''という想いが 事実があればただ、それだけでいい。
50年なんて先のことは分からないけど、いつか振り返った時にまた、いまのトキメキを思い出したいし思い出すと思う。

先日、風の便りであの男の子は結婚して春にはパパになると聞いた。嬉しかった。
家族とか友達とか私の好きな(好きだった)人が幸せであってほしい。いつまでも笑っていてほしい。と心から思う。